基礎練習ってなんだろう? ③

今回は前回に記事の続きからとなります。

 

では次に、実際にどういうふうに基礎練習に取り組むべきかご紹介します。

 

僕はピアニストではありませんが、ハノンは一生続けられる素晴らしい基礎練習だと思っています。

ピアノに必要な各指の独立と、あらゆる指のパターンを網羅した、基礎練習オブ基礎練習。

しかし、パッと見メロディは優美とは言えないかもしれません。(それでも上手な人が弾けば美しいのですが)

中には、ハノンは退屈なのでやめてしまった、という方もいるでしょう。

でも、ハノンはそれでいいんです。

 

何故でしょう?

それを知るには、まず何のために基礎練習をするのかを整理しましょう。

 

実は、基礎練習は奏者のレベルにより目的が変わります。

ここでは、ギターの基礎練習に絞って例を挙げたいと思います。

 

初心者は

・基本的な身体の使い方の習得

・各指と神経の独立

・指先の強化 などなど

 

中級者は

・右手と左手のタイミングの制御

・音色と音量の均一化とダイナミクスコントロール

・その上での速度の追求 などなど

 

上級者は

・より良い音、自分だけの音の探求 などなど

 

取り組む基礎練習は同じでも、目的が変われば内容は全く違うものになります。

むしろ、長年比較し続けるためにも、基礎練習はコロコロ変えず、同じものに取り組み続けるのが良いでしょう。

それが、上記の「ハノンはそれでいい」と言った理由です。

 

そして、基礎練習には自分が一番上手に弾ける状態、自分の中の良い音のイメージを記憶するデバイスという側面もあります。

最初の数年は、人前で演奏を披露する直前など緊張下に晒されたとき、自分が何も弾けないかのような錯覚に陥ることがあります。

そういったときに、落ち着いて基礎練習をすると、普段から気をつけていること、自分の演奏のイメージを簡単に呼び起こすことができます。

 

これは、上級者でもやっていることで、むしろ本当に上手な人ほどこの過程を大事にしていると思います。

上級者ほど基礎練習に込める情報量が多いので、傍から見るとその瞬間だけ下手に見えたりすることがあります。

しかしこれはその人が「下手に見えるほど難しく」基礎練習をやっているからです。

たくさんのことを考え、感じ、音に込めながら基礎練習をしているということです。

初心者のうちは1つ2つしか込められなかった情報が、上達していくにつれ多くなっていきます。

つまり、上達すればするほど、基礎練習は難しくなっていくということです…!

 

今回の更新はここまで!

次回は11/21更新です!

 

Share on Facebook
Share on Twitter
Please reload

特集記事

I'm busy working on my blog posts. Watch this space!

Please reload

最新記事
Please reload

アーカイブ
Please reload

タグから検索