基礎練習ってなんだろう? ②

今回の記事は前回からの続きです。

 

もうひとつ、入門者向けの粗製乱造されたギターが巷に溢れている、という現状もあります。

今は某通販サイトで1万ちょっと出せば、ギターとたくさんの付属品がついたセットを買うことができます。

そういった入門セットを持ってレッスンを受けに来られた方は今まで何名もいて、それぞれのギターに共通して僕が感じたことは、

それは「ギターの形をしたなにか」であるということです。

楽器の形はしていても、楽器の音はしていないものが大半です。

 

例えば、グランドピアノなんかに比べれば、ギターは極めて原始的かつシンプルな楽器です。

ですが楽器であることには変わりはないので、木材の状態やフレットのセットアップ、弦高、ブリッジ、一つ一つのパーツが適切に調整されていなければ、良い音は出ません。

 

なにも最初から数十万円もするギターを買えとは言いませんが、せめてギター単体で数年は使用に耐えるものを選びましょう。

また、良い楽器は本当にたくさんのことを教えてくれます。

良い楽器が上達を早めてくれる、ということも知っておいてください。

 

さて、以上の現状から、「気軽に始められる楽器」としてギターが広く認知されていることは疑いようもありません。

僕はそれ自身についてはむしろ歓迎すべきことだし、より多くの人がギターを通して音楽に触れ、人生が豊かになればそれ以上良いことは無いと思っているのですが、、、

そういった方々を食い物にするような

 

必要以上にデカイ文字と写真、異常に開いた行間によって水増しされたページ、

「サルでも弾ける!」や「簡単3ステップ!」のような甘い言葉で誘惑する見出し、

上記の枝分かれした技術のみに特化した内容や、

装丁を変えただけで内容はどれも似たりよったりの数カ月ペースで新規刊行される教本

 

は、どうしても受け入れられないのです。

 

 

…ちょっと熱くなってしまいました。

もちろん、中には素晴らしい教本もあります。

ただ、巷にはあまりにも多くの初心者向け教本があり、既にたくさんあるにも関わらずどんどん新しいものが出てきて、、、

と、本当に良い本に巡り合う機会が本当に少なくなってしまっています。

 

 

 

一旦ハノンのように定番化さえしてしまえば問題はないのですが、上記の理由により良い本がどんどん埋もれていってしまい、高値のついた中古でしか買うことができない、ということもよくあります…。(体験談)

 

僕の経験則ですが、教本は次から次へとコロコロ変えるものではなく、本当に良いものに腰を据えどっしりと取り組むべきものです。

本当に良いものにはその価値がありますし、短くても3年、長ければ一生取り組み続けるものもあるでしょう。

まず最初に取り組む教本の質が、初心者にとってはとてもとても重要だと考えています。

 

誤解しないでいただきたいのですが、必ず教本が必要だというわけではありません。

最も良いのは信頼できる先生につくことですが、それとの併用はなお良し、です。

独学の場合、良い教本に出会えなければ残念ながら上達はかなり遅れてしまうことでしょう…。

 

今回の更新はここまで!

次回は11/17更新です!

 

 

 

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