基礎練習ってなんだろう? ①

こんにちは!ギター講師の岸本賢治です。

 

前回の僕の記事では、ロングトーン練習の重要性と実際の方法について紹介しました。

しかし、これはあくまでも基礎の基礎!

 

ロングトーン練習はとても大事ですが、それだけでギターを弾けるようにはなりません。

皆さんご存知の通り、ギターは左手(左利きの方は右手)で指板を押さえ、右手で弦を弾くことにより音を出す楽器です。

ロングトーン練習は右手の練習なので、今回は更に左手を加えた、総合的な基礎練習について触れてみようと思います。

 

その前に、基礎練習に対するちょっとした考察にお付き合いください…m(_ _)m

 

 

例えばピアノにハノンやバイエル、コントラバスにシマンドルがあるように、

長い年月をかけて基本となる奏法や技術が培われてきた楽器には必ず定番の教本があり、

大抵の教本には基礎練習の重要性と、言葉は違えど基礎練習に対する深い哲学が垣間見えたりするものです。

 

ギターはどうかと言えば、、、

クラシックギターの教本には、そういう類のものがあります。

ただ残念ながら、一般的なエレクトリックギターやアコースティックギターの教本には、

「サルでも弾ける!」とか「1ヶ月で弾ける!」とか、あまりにも即物的なものが多く、長い時間をかけて付き合えるような教本は正直多くはありません…。

また、定番といえるようなものや、長く多くの人から愛されているようなものも、僕が知る限りではありません。

これは、現代におけるギターという楽器の立ち位置や、イメージに原因があると僕は思っています。

それについて少し解説します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(出典:Wikipedia)

 

まず、ギターは音を出す仕組みが極めて原始的です。

楽器経験の無い方が見ても、どういう仕組みで音を出しているのか、ひと目で分かるようにできています。

有り体にいえば、どの弦を押さえてどの弦を弾けば良いか見て分かる楽器なので、他と比べて簡単そうに見える、ということです。

(実際は、原始的だからこその難しさがあるのですが…)

 

そしてギターの一般的なイメージはというと、

・エレキギターでギンギンに歪ませた音でのリード(メロディ)

・アコースティックギターでの弾き語り(伴奏)

が大半を占めると思います。

 

これらは大衆音楽によく見られる、ギターの一側面に過ぎませんが、こういった姿に憧れてギターに興味を持つ方は非常に多いです。

しかし、前回の記事でも書いたとおり、ギターはジャンルごとに奏法や技術が細かく枝分かれした楽器です。

その枝分かれした先っぽの技術ばかり見てしまって、肝心の根っこの部分をないがしろにしてしまうことが多々あります。

多くの初心者の方が、上記の「枝の先っぽ」に憧れてギターを始めてみたものの、根っこから枝の先までの道のりが以外と遠いので、そこに行き着く前にやめてしまいます。

(そのことを分かっていれば何てことはないのですが、早く理想通りに弾きたい、誰々は簡単そうに弾いていた、などの雑念は一人で取り払うのは難しいのです。)

 

例えば、有名なのは「Fコード問題」ですが、これはきちんと基礎を習得せずにやってしまうから、というケースが多いです。

手が小さいから、握力がないから、センスがないから、なんていうのはハッキリ言って関係ないです。

まずは根っこから、しっかりと育てなければ枝は育ちません。

 

今回の更新はここまで!

次回は11/13です。

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