サクソフォーンの音色について 前編

 

 

はじめまして、サックス奏者の津山遼です。

 

岸本先生から記事を書いたらビールあげると言われたので筆を取りました。
今回は自己紹介がてら自分が大事にしてることを書いてみようと思いますが、長編になりそうなので何回かに分けてお送りします。
 

 

① 音色について考えるということ

 

音楽において最も大切な要素の一つに「音色」があります。

 

ウィキペディアによると「音色」とは、

 

「聴覚に関する音の属性の一つで、物理的に異なる二つの音が、たとえ同じ音の大きさ及び高さであっても異なった感じに聞こえるとき、その相違に対応する属性」

 

と定義され、音響学的には音の波形の違いで表されるとか。

 

なんのこっちゃってかんじですが、要するに同じ「真ん中のド」でもジョンコルトレーンとソニーロリンズは違いますよね。

きっと全く同じセッティングで同じ音を吹いてもらっても両者の音色は違います。

 

さらにコルトレーンの同じアルバムの中で、例えば「Giant Steps」の中の1曲目「Giant Steps」と6曲目「Naima」の中に出てくる「真ん中のド」も違って聞こえます。

 

これらは何が起こっているのか?ということを考えながら、自分の音色をより良いものにするために僕が何をしているかを書いていきたいと思います。

 


そもそもサックスプレイヤーは(ダブルリップ奏法の人以外は)前歯がマウスピースに触れているため、楽器の振動が頭蓋骨に直接伝わります。

自分の声を録音で聞いたときに変な感じがするのと同じように、純粋に外に出ている自分の音だけを聴くことはできません(チャールスロイドは自分の音が自分の耳に届きやすいように楽器を横向きに構えています)。

 

そんななかで音色の話をするのは誤解を招いてしまうこともあると思いますが、なにかあればコメントでもなんでもしてください。

 

② 音色を決める要因(良い音とは?)

 

音色を決める要因はたくさんあります。

楽器やマウスピース、リードのセッティング、吹く場所や環境、アンブシュアや身体の使い方といった奏法などなど。


ここでは整理のためにセッティングや奏法を「楽器的要因」、周囲の環境や演奏している曲の流れ等を「外的要因」、音場に対してどう振舞うか、どんな音を出したいか等、自分の思考や感情を「内的要因」とします。


例えばピアニストがある和音を弾いた(外的要因)ことにより、自分のなかである風景が思い浮かんだ(内的要因)ため、息のスピードを緩めて(楽器的要因)雑音が多い音を出してみた、というかんじです。

全ての要因は連動し表裏一体だと考えていますが、ひとまず分けて考えてみましょう。

 

次回は、実際にこれらの要因について説明したいと思います。

 

サックス講師 津山遼

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