メトロノーム編③ “リズム感”の要素その2 ”パルス”について①

 

こんにちは、ギター講師の岸本です!

 

今回は前回の続きから、リズム感を構成する要素のひとつ、”パルス感”について掘り下げてみたいと思います!

 

前回の記事の最後に“タイムを補強するリズム感のもう一つの要素”と書きましたが、それがズバリ今回紹介するパルス感です。

 

パルス感がタイムをどう補強するのか?

それを説明する前に、まずパルスがどういうものか見ていきましょう。

 

「パルス」で検索してみると、

 

「極めて短い時間だけ流れる電流や電波。また、そのくりかえし。」

 

と出てきました。

これ以外にも使う分野によって様々な定義があるようですが、音楽におけるパルスはちょっと意味合いが変わってきます。

 

音楽におけるパルスとは、

 

「タイム内に無数に存在する、それぞれが規則正しい間隔を持った無数の点の連続体」

 

です。

回りくどい言い方ですみません…。

 

もっと平たく言うと、

 

「あるテンポにおける4分、8分、16分などの音符の起点(終点)となる点(瞬間)」

 

です。

それってつまり音符ってことでしょ?と思った方、いませんか?

厳密には、パルスと音符は別のものです。

それについては後述します。

 

 

さて、下図を見てください。

 

 

 

僕は、タイムとパルスの関係をこの図のように捉えています。

青い長方形は、タイムの一部を切り取ったものだと思ってください。

 

点a~dは各々の間隔を保ったまま、タイムが存在する限り永遠に連続していきます。

その意味では、上記の

「極めて短い時間だけ流れる電流や電波。また、そのくりかえし。」

とは全く違うものだといえるかもしれません。

 

ここで注意して欲しいのは、

点aの間隔に対し、点bの間隔は点aの2分の1、点cは3分の1、点dは4分の1だというところです。

点線の上の数字は、点aの間隔を1としたときの各点の間隔の長さの比を表しています。

 

だとするとどうなるか?

 

例えば、この図が♩= BPM(※)60 の曲におけるタイムをイメージしたものだとしましょう。

 

(※ BPMとは、Beats Per Minutesの略で、1分間にメトロノームが鳴る回数をあらわしている。つまりBPM60は1秒とおなじ間隔である。)

 

そして、点aがちょうどBPM60の"この曲における4分音符の起点(または終点)"であるとすると、

 

・点bはBPM120の"この曲における8分音符の起点"であり、

・点cはBPM180の"この曲における3連符の起点"であり、

・点dはBPM240の"この曲における16分音符の起点"である、

 

ということになります。

 

もう一方で、この図が♩= BPM80 の曲におけるタイムをイメージしたものだとしましょう。

 

では、点bがBPM80の"この曲における4分音符の起点"だとするとどうなるでしょうか?

 

そうすると、

・点aはBPM40の"この曲における2分音符の起点"であり、

点cはBPM120の"この曲における2拍3連符の起点"であり、

点dはBPM160の"この曲における8分音符の起点"である、

ということになります。

 

このように、パルスは基準となるテンポによってどの音符の起点となるかが変わります。

 

今回はここまで。

次回はパルスと音符の関係について、もう少し掘り下げて見ていきたいと思います!

 

 

 

ギター講師 岸本

 

 

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